ベテラン看護師のプレッシャー

ベテランの看護師は患者様から見ると非常に信頼をおけるように思えます。新人の看護師よりも病気や治療についてより多くのことを知っているのではないかと期待されています。そういう面で、ベテラン看護師はプレッシャーを感じる人が多くいるようです。30代後半や40代になってもずっと独身で、看護師という仕事をずっと続けている人なら話は別です。今まで培ってきた膨大な経験と知識で、患者様の異常を敏感に察知したり、患者様の気持ちをうまく理解して寄り添うことができたりするでしょう。しかし、そうではなく、一旦結婚や出産・育児で職場を離れた人が、再就職という形で病院に戻ってきたときも、患者様は看護師が歳を取っているという点だけで、信頼できるのではないかと思ってしまいます。そのことが、プレッシャーとなってストレスになるという人も多くいます。そういった看護師は、クリニックなどへ転職したりするそうです。
医療の現場は日々変化していて、しばらく病院を離れていて、戻ってきたら全然知らない器具が導入されていたということもあります。身近な例でいくと、電子カルテが導入される前に一旦職場を離れて、電子カルテが導入されたあとに再就職するという場合にはかなり戸惑う人が多かったと聞きます。そのことは電子カルテだけに限らないでしょう。医療の技術や器具は日々より新しくなりますので、数年でも職場を離れていたら、昔とはまったく勝手が違っていたということもしばしばあります。
再就職組はそのような現場に立ったときに、自分は新人と同じくらい何も知らないと落ち込んでしまいます。新人と同じようにゼロからのスタートで、新しい知識をこれからどんどん学ばなければという気持ちにもなるでしょう。しかし、患者様からするとそのようなことは分かりません。歳をとっている看護師イコールベテランの看護師というふうに考えますし、新人の若い看護師に聞くよりは歳をとったベテラン看護師に聞いたほうがいいと思うかもしれません。実際そういうことは多々あるでしょう。そういうときに、自分には分からない知識があり、答えられない場合、プライドはずたずたになります。そういう人たちにとって、患者様の要求に応えられないというのはかなりのストレスであり、要求に応えなければというプレッシャーはかなり大きいものだといえます。
しかし、どのベテラン看護師もそういった苦労を乗り越えてきているのです。持ち前の勤勉さで新しい知識を少しでも早く吸収して、名実ともにベテラン看護師となるのです。



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